幸せな写真とは、何だろう。


ふと、昔の写真を見返すことがある。
子どもがまだ小さかった頃、クッキーをほおばりながらこちらをじっと見ている顔。ご飯のあとのぽってりしたお腹。散らかったテーブルの上に、ちいさな手。
愛しい気持ちが、こみ上げてくる。
「幸せな写真」って、なんだろうと、よく考える。
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もう戻らない瞬間だから
上手に撮れた写真が、必ずしも「幸せな写真」とは限らない。
ピントが少しずれていても、光が足りなくても、子どもが全然こっちを向いていなくても——その時の空気が、感情が、ちゃんと宿っている写真は、何年経っても心を揺さぶる。
もう戻らない瞬間だから、だろうか。
時間が経てば経つほど、遠くなっていくから——だからこそ、あの日の写真はより輝いて見えるのかもしれない。
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「もっと撮っておけばよかった」
子どもを持つ親御さんに話を聞くと、みなさん口をそろえてこう言う。
「もっと写真を撮っておけばよかった」
毎日一緒にいると、当たり前になってしまう。ご飯を食べる顔も、お着替えを手伝う時間も、パジャマのままソファでごろごろしている姿も。
でもその「当たり前」が、いつの間にか消えていく。
気づいたら歩けるようになっていて、気づいたら話せるようになっていて、気づいたら「もう自分でできるから」と言うようになっている。
あの小さくて、やわらかくて、ぷにぷにしていた頃の子どもは、もうどこにもいない。
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技術より、感情
写真を上手に撮ろうとしなくていい。
構図も、光の向きも、カメラの設定も、全部あとでいい。まず今、目の前にある瞬間をおさめることが大事だと思う。
技術的な正解よりも、その時の感情がどれだけ載っているか——それが、写真の価値を決めると私は思っている。
笑っていなくてもいい。きれいに着飾っていなくてもいい。散らかった部屋でも、寝ぐせがついていても。
その瞬間に、あなたがどれだけ愛しいと思っていたか。
それが伝わる写真が、「幸せな写真」だと思う。
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今この瞬間を、残してほしい
このブログを読んでいるあなたに、今すぐお願いしたいことがある。
スマホを手に取って、今目の前にいる子どもの写真を1枚撮ってほしい。
特別な日じゃなくていい。おやつを食べているところでも、テレビを見ているところでも、眠っているところでも。
今日の「普通」が、5年後の「宝物」になる。
撮るのが面倒くさいと思う日も、余裕がない日も、ぜひカメラを向けてみてください。あとできっと、「撮っておいてよかった」と思う日が来るから。
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PASHALYでは、特別な日だけでなく、日常のかけがえない瞬間も大切に撮影しています。「上手く撮れるか不安」「どんな写真を残せばいいかわからない」——そんなお気持ちごと、ぜひご相談ください。